
日本が考え直すべき国際的感覚のおもてなし。サステイナブルホテルと歯ブラシから思うコト。
先日、パリ協定でアメリカが抜けると宣言して、国際問題になっていますよね。
今回フランス系列のソフィテルホテルを選んだ理由はデザイン。主人が仕事上見ておきたいとのことでしたが、私には他の目的がありました。
去年もこの系列を利用したのですが、協定中心国にしては、いまいちサステイナビリティ(環境維持精神)が貧弱で残念な印象でした。そこで、こちらはどうかなと。
結構頑張っていました。目についた環境維持対策を簡単にリストアップすると、
新聞は配らずオンラインで提供
タオルとアメニティーは必要以上に置いていかない
ベッドリネン交換オプション(毎日か3日に一度かの選択可能)
窓を一定時間以上開けると自動オフになるエアコン
シャワー水圧低め
シャンプー類は泡立ちの低いプロダクト(生物分解性ではなかったのが残念)
でもとっても残念だったのは、使い捨て歯ブラシがあったこと!
日本人客の多いバリ島では仕方がないのでしょうが、歯ブラシ不備で文句を言うのは日本人だけです。日本国外では、歯ブラシはアメニティの対象ではありません。
オフィスにマイ歯ブラシ&歯磨き粉を持っていく方は多いと思うので、皆さまもその延長で旅行にも、どうでしょうか?
私は日本国内でホテルに泊まる時も、バスルームを使う前に歯ブラシや必要ないアメニティーをまとめて、「環境配慮貢献のため必要ありません」 と書いたメモと共に、テーブルへよけて置きます。
今後、東京オリンピックで沢山の外国人客が日本に訪れるにあたって、使い捨て歯ブラシが環境問題に取り上げられる可能性があるのではないかなと思います。
ウミガメの鼻に刺さった歯ブラシの写真など、一度は見た事があるかと思います。繰り返し使っている自宅用の物でさえ大きな問題とされているのに、使い捨てなんてとんでもない。
便利だから、こちらの気持ちだからと、良かれと思ってするおもてなしでも、世界から見たらあっさりと自己満足だと批判されてしまったら台無しです。
やって差し上げたい、お客様に喜んでいただける、そして環境にも配慮されている。この3ポイントを満たすサービスが基本になればいいと思います。

