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【韓国】 幼稚園はビックビジネス!森教育と有機農園

事細かい私もビックリ。ボーイズが韓国で通った幼稚園がなかなか凄かった!

韓国では、公立小学校に併設された付属公立幼稚園と、独立した私立幼稚園に大きく分かれます。小・中学校においては私立校が殆ど存在しない韓国ですが 、義務教育ではない保育園と幼稚園においては、ハグウォンと呼ばれる塾と同様に、ビジネス化が物凄くすすんでいて、競争も激しいのです。

ということで、私立幼稚園がとても多く存在します。私立幼稚園のタイプには、普通の幼稚園、英語幼稚園、そしてこの数年増加しているのが、森幼稚園という認定をうけているもの、それとインターナショナルスクールがあります。

韓国に来たばかりの時に上記の様々な幼稚園見学をしていた際、ボーイズが「ここがいい」という気持ちになった幼稚園に、申請しようと決めていました。そのうち、まさに彼ら好みの森幼稚園システムに出会い、これだ!と。

しかし、韓国語。英語しか分からないボーイズ、翌年には次男も一緒に通うことになります。韓国語大嫌い!と豪語していた彼らのことを、陰で色々悩んでいた私ですが、森教育に魅せられてさらっと結論が出ました。本人が行くって言ってるんだから、何か心に触れたのでしょう。

森幼稚園の教育は、基本的に全て自然に基づき、春夏秋冬の自然界について課題が組まれています。幼稚園敷地内の裏庭(というかちょっとした丘)で木々花々昆虫の生態を毎日観察し、木に触って会話する。

これはアメリカでもとても大切にしていた課題で、当時2歳半の長男が「プレスクールは赤ちゃんの学校みたい。辞める!」と言ってからは、ニューヨーク自然史博物館の家族会員になり、頻繁に子供たちを連れて行っていました。

そしてこの森幼稚園には、園から車で20~30分の郊外に、生態体験場というものを所有していました。園児がのびのびと遊べる場所。木々の間にロープを張ったアスレチックやハンモック、駆けずり回るだけにある広い芝生、パラソル付きのテーブルとベンチがあり、夏にはBBQ。幼稚園の売りである、有機・無農薬栽培農園が併設されています。

普段は契約している農家さんが、畑の面倒を見てくれていて、冬を除いて週に1度、学年別に子供達が農園へ行き、作物をチェック。トマト、きゅうり、様々な葉物、ナス、ブドウ、きのこ類、ネギ、大根、白菜、唐辛子、ジャガイモ、色々ありましたよ。

ここで作られたお野菜が、園のお給食に使われます。大根、白菜、唐辛子。お気づきになりましたか?園児用に唐辛子は風味づけ程度の、辛くない白菜と大根のキムチを、園のシェフが毎年仕込みます。(この園では、シェフと呼んでいました)裏庭の一角には、あのキムチ壺がずらりと並んでいました。仕込みの様子も園のSNSに写真がアップされ、勿論、化学調味料は無使用。現在の韓国で、手作りの自然発酵キムチがどれ程珍しく、貴重であるかは、皆さまの想像を超えるところだと思います。

キムチの乳酸菌が免疫向上に大切だと、いつも園長先生がおっしゃっていました。年に一度、親が給食を一緒に食べる日もあり、ビビムパ、スープ、キムチを頂く。本当に美味しい!ボーイズもキムチ類は苦手でしたが、美味しい園のキムチのおかげで大好きに。卒園後も、園のキムチが食べたいと言われ、私もあの味は自家製しかないと思い、家で辛くない白キムチを作るまでになりました。

さらに収穫した日には、畑直送!生徒全員に、お家へ持たせてくれます。ひとりひとり綺麗にパッケージングして、その果物や野菜の栄養素、効能の説明付き。うちは2人年子なので、収穫の時期は盛り沢山!白菜なんかは、子供が持ち上げられない程大きい。これで初めて白菜のキムチを作りました。

そういえば、持ち帰ったキノコで、「お母さんと一緒にキノコご飯を作る」なんていう宿題もありましたね。

月ごとのお誕生日会は、ケーキとお菓子なし。その代わりに本をプレゼントしてくれます。体に良いお給食が食べられなくなるという理由と、ケーキやお菓子を食べすぎないようにという理由。韓国人は基本的に外食、お菓子、インスタント食品が大好き。しかしこの幼稚園では、余分なものは与えない方針でした。

ボーイズには添加物アレルギーがあるので、食事に関して気を使っている幼稚園で、本当に助かりました。

お給食のメニューが、驚くほど充実していたことは言うまでもありませんが、なんと遠足のお弁当(定番の韓国海苔巻き、キムパップ)も、園のシェフが準備してくれるのです。子供用に小さい一口サイズ!園と保護者専用のSNSに、1時間ごとに園児の様子や、お弁当風景もアップしてくれましたよ。

ね、韓国の幼稚園、なかなかやるなぁと思いませんか?


(注)
公立幼稚園:公立小学校に付属していて、アメリカのキンダーみたいな感じ。教育課程は1年間のアメリカキンダーとは違い、日本と同じ3歳から5歳の幼稚園システム。
私立幼稚園:3歳から5歳の幼稚園。日本のような小・中・高へ付属はなく、独立した幼稚園のみ。森幼稚園はここに属します。
私立英語幼稚園:基本的に普通の私立幼稚園と同じ。違いは日常会話で英語に慣れさせ、英語教材を多く使用するシステム。インターナショナルスクールとは違うので、英語が全く分からない韓国人用。逆に我家の様に、英語が母国語の子供にとっては簡単すぎるけれど、韓国語と半々な感じなのでゆるく韓国語を学びたいなら使えそう。