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【韓国】有り得ない事ばかり!韓国の引越は悲劇

韓国の引っ越し風景をご覧になった事、ありますか?韓流好きさんならご存じかもしれませんね。韓国の引っ越しで一番有名なのは、はしご車。そして。。。

高層マンションが多い韓国の都市部では、いちいちエレベーターで運ぶのが面倒、時間が掛かる、エレベーターを占領していると他の住民が文句を付けてくる、様々な理由はあれど、殆どの物は長い長いはしごに付いた、かなりのスピードで上下する平たいトレーに乗せられて運ばれます。大きな物だって、柵も縁もないただのトレーの上で、上手くバランスを取りながら上下します。大事な家具なんだけど!大切な物が入っているんだけど!なんて言う暇も与えられずに、雨だろうが雪だろうが、じゃんじゃん運ばれていく。

だいたい20階くらいまでは余裕で行きます。韓国のマンションでは大きな窓が外れるようになっているので、そこから出し入れ。23階に住んでいた時は、ギリギリ諦めてもらった感じ。するとエレベーターで全てを運び入れ/出さなければならない引越し屋さんは、最高に不機嫌になります。

何をそんなに急いでいるのかと言うと、韓国の引っ越しは全て一日で終わらせます。朝7時半ごろダーっと数人やってきて、初めて物を詰め始める。物凄いスピードで物凄く雑、こちらの要望は聞き入れない。そこにあるもの全て、ゴミだって詰めちゃう。

韓国の引っ越し屋さんは、もともと不愛想で不機嫌。引っ越しを手伝ってやってるんだ、というオーラでやってきます。日本のように、ユニフォームやキャップがあるわけでなく、くわえタバコも当たり前。もちろん、家財が汚れないように白い手袋をする、なんていうコンセプトもありません。シルクのブラウスも、スーツも、ドレスも、全て汚い軍手で一括。私のレザージャケットには、白いペンキがついていた事もありましたね。文句を言ったら 「会社に連絡して保険で払ってもらって」 と言われたので連絡したら、完全無視でした。食器だってちょっと欠けちゃっても気にしないし、植木も折れちゃった。

何故こんな事になっているのかというと、全ての家財は、包まれたり箱詰めされたりしないのです。引っ越し屋さんは、再利用可能なプラスチック製の組み立て箱と、スーパーのショッピングカートみたいな大きな籠をどっさり持ってきます。そこへ、ただガンガンと物を投げ込んでいくだけ。デザインやアートの本なんかもカバーがビリビリ。

食器は、私が見ている時はプチプチを間に挟んでいる(包んではいない)けれど、見ていないとガシャンガシャンと積んじゃう。「あのぉ、安物でないので包んでもらえますか?」とお願いすると、おばちゃんは 「はいはい!」 と返事はするけれど、席を外すとまたガシャンガシャンやってる。戻って睨みを利かしたら、「あ~これはとっても高いんでしたねぇ」とか独り言を言いながら、全然高くない物をぐるぐる包んだりするし。とにかく小さな事は気にしない。というか、気にならないのでしょう。

韓国ではまだまだ、食器や家具に高級な物を使うという考えは、財閥の様な上流階級家庭のものだというステレオタイプが見受けられますね。しかもコテコテの中世ヨーロッパデザインの物イコール高級、というイメージもあって、シンプルなデザインは安物扱い。おかげでニューヨークから大事に持ってきた、モダンなデザインの物達は傷だらけです。

引っ越し先でも、引っ越し屋さんはプラスチックの箱と籠を持ち帰らないといけないので、猛スピードにて、クローゼットやキャビネットへ適当に詰め込んでしまいます。で、結局は後で全部出して整理しないといけない。。。と思うのは私だけだそうです。韓国では皆さんそのままでオッケー!とりあえずしまってあればいいんですって。どうせそのうち散らかるからだそう。韓国ママ達がうちに遊びに来ると、うわ~モデルルームみたい!と必ず言うけれども、片付いているだけ。とにかく雑で面倒くさがりな性質は、良く言えばおおらかで気難しくないということですね。

これだけ酷いサービス(韓国では当たり前のサービス)なら、お値段がお得なんじゃ?と思いますよね。この一日の猛スピード引っ越し、日本円にして約20万円。コーヒーや飲み物、ランチも提供しないと、更に仕事が雑になります。

我が家は引っ越しが多いので、いくつもの引っ越し屋さんを経験しました。毎回、次の引っ越し屋さんは大丈夫かな?なんて期待してきましたが、どこもこんな感じ。もう期待はしない!食器は自分で包み、お洋服はスーツケースに、家具にも大きな毛布を準備。1人でやります。だって、主人は整理整頓が一番の苦手だし、雑な引越し屋さんも気にならないんだもの。