子育て,  文化 + コトバ (日本 韓国 アメリカ)

【韓国】 ママ達の 「お弁当」 に込められた意味

韓国、子供のお弁当事情。小学校では年に2度、春と秋に遠足があります。普段は給食でも、遠足は皆お弁当。日本と似たようなものです。驚くような事ではありませんよね?しかし、韓国ママ達は、遠足前日から大騒ぎ!

まずは、「絶対作らない!」と、わざわざクラスチャットで宣言するママ達が必ずいる。もうこの時点で、日本とは雰囲気が違うことがお分かり頂けると思います。

そしてそのうちの誰がが、「今からお弁当屋さんにオーダーするけど、一緒にオーダーする人~?」 といった風に始まり、クラスの3分の1は待ってましたとばかりに  「うちお願い!」 と即返信。

これは韓国あるあるなので、お弁当屋さんには 「キッズ遠足用弁当」 なる物が用意されています。クラスのお誕生日会でも、似たような物というか同じ物が重宝されています。

私が感じるところでは、普段からお料理をしていそうなママは、クラスに1人2人いる位でした。 (とにかく、韓国ママ達は外食好き!) なので、残りの3分の2である、お弁当をオーダーしないがお料理好きでもないママ達は、気合いを入れて頑張る。そして、こんなチャットが繰り広げられます。

朝子供達を送り出した後、キムパップ (韓国海苔巻き) の具が飛び散らかったキッチンの写真をアップして、大盛り上がり。

「見てこれー」 

「キッチン荒れてるー」 

「お疲れ様!」 

と言い合って、物凄い達成感のシェアが、延々と続く。

ここで面白いのは、お弁当を作らないママ達は、それを恥じる事はなく、「お弁当屋さんのキッズ遠足弁当は、私の味方!」 と、堂々と参加している。

逆に、一生懸命作るママ達も、オーダーしたママ達を見下す事もなく、なんの問題も生じずに、会話が成り立っているのです。

「お弁当を作る行為」 イコール 「愛情」 だと表現する日本文化とは、全くかけ離れていますね。

例えコンビニのおにぎりを持たせていようとも、当日はわざわざ学校へ行って、出発する子供達の写真を撮って、「今教室から出るよー」 「バスに乗ったよー」 「出発したよー」 と、実況中継してくれるママ達が、必ず数人いるものです。

だから、お弁当を作らないのは、子供に愛情が無いからではない、ということ。 多くの韓国ママ達にとって、お弁当はあくまでも食べる物。特に意味はなく、美味しく食べて、お腹一杯になればいい。

最後にもう一つ。

お弁当をオーダーしてくれた代表ママには、皆スマホで、直接銀行口座に即入金。ネット社会、キャッシュレス社会で有名な、韓国らしい文化ですね。