子育て

家庭学習で気を付けるコトは?焦らなくても大丈夫!ホームスクーリングの簡単な心構え (小中学生編)

ホームスクーリング。利点が沢山あるのに、まずとっさに親が心配してしまうことは、お勉強が遅れてしまわないか、規則正しい生活が出来るだろうか、こんなところだと思います。

結果から言うと、どちらもあまり意味のない心配ですので大丈夫。

学校でのお勉強というのは、教科書の順番に沿っているというだけ。小・中学生の年齢の間に習うべき項目を、別に何をいつ学んだって構わない、と考えれば焦ることもありません。例え教科書にない事を学んでも、それはプラスでしかないので、一日中ゲームをして過ごしているという生活でなければ、「遅れる」 という無駄な観念が、邪魔をしているだけです。

それに、その時にしか学べなかった、という事が必ずあります。いつも、目先のテストの点数が落ちる事を気にしていると、それだけで感情が揺さぶられて、要らない不安がイライラになったりしちゃう。物事を長い目で見て計画する重要性が失われて、結局何をしているのかが、曖昧になってくることが多いのです。

ホームスクーリングでは、まず比較的好きな教科を自由にさせて、もっと知りたい、という気持ちを刺激する。どんなくだらない事でも、飽きるまで調べさせておくと、その中にまた、興味をそそられるキーワードが出てきます。そのうち、他の科目を学んでいる時に、自分で調べた事と繋がるような事が出てきます。こうして自然に、すべての科目は必要なんだと、なんとなく分かってくる。

確かに、スムーズにいかない事もあります。例えば、我が家の長男のように、数学が大嫌いだとします。私は、学ぶ事は、良い成績を取るためでなく、単に生きるためだと言っているので、「数学が嫌いならばやめれば。将来ビジネスで騙されても知らないよ。世の中にはズルい人が沢山いるからね。」 と、軽く脅します。

よく、子供に脅しをかけるのは良くない、という教育法を見ますが、実際に起こり得る脅しは、社会を知るために小出しにすれば問題ありません。勿論、何を伝えたいのか意図がつかめない 「ご飯を残したらもったいないお化けが出る」「お片付けしないと怪獣が出てくる」 なんていう、意味不明な脅しはダメ。お化けや怪獣が出たら怖い。怖いからやる。チンピラの手口です。

話は戻って、「騙されたらヤバイ」 と思えば、嫌々でも一応は始めます。そこからは、何度も諦めては戻るを、忍耐をもって愛情をもって繰り返す。親が根負けすると、子供は逃げ切る事を覚えてしまいますからね。

もう一つの、規則正しい生活。

アメリカのホームスクーリング家庭に多いのが、えらく細かいスケジュール表を作っているママ達。日本でも、夏休みのスケジュール表なんかがありますよね。子供がおかしな計画を立てると、先生や親が訂正しちゃうやつです。親が決めた通りに、一日を過ごす事が好きな子供なら構いませんが、おかしなスケジュールでも大して問題ではありません。

我が家では基本的に、食事の時間、夜寝る時間、ゲームの時間には、厳しくしています。でも朝起きる時間は自由。夜決まった時間にベッドに入っていれば、健康な子供は、だいたい同じような時間に目が覚める。覚めなければ、成長期なのかな?疲れているのかな?、覚めてもベッドから出たくなければ、精神的に何かあるのかな?というように、体調管理だと思えばいいだけ。

一日に、いくつの科目をこなさなければいけないか、どれだけどんな運動をしなければいけないか、だけは最初に私が決めました。大まかなスケジュールは自分達で立てさせます。

天気予報を見て、今日はこの時間帯に外に行こうとか、自由課題に時間をかけたいから、今日は休み時間を短くしよう、とかのレベルです。私がそれに合わせます。変更があれば、それもウェルカム。3人で臨機応変に対応する練習になります。

親が決めた分刻みのスケジュールだろうと、大まかなスケジュールだろうと、一日に終わらせるべき事をこなせば同じ。ただ、すべき事を消化できなかった、というのは受け付けません。

ペナルティーは、一番やりたい事の禁止。どんなに騒がれても、ダメなものはダメ。改めなければ没収!タブレットを捨てちゃった事もあります。「捨てるからね!」と言うからには捨てる。子供は、良いことも悪いことも、出まかせを言う大人を信用しなくなってしまうからです。

無理な量は与えていないので(←これは重要!)、自己責任で自由時間が減るだけです。自由時間が減れば嫌な気分になるので、自分のスケジュールが悪かった、調べ物に没頭し過ぎた、などと気付きます。

この様に、勉強の遅れ、生活習慣の崩れよりも、ホームスクーリングではライフスキルがぐんぐん身に付くんだ、と親はリラックスして構えて、これだけは譲らない!という信念が2つ3つあれば、まずは大丈夫だと思います。