スマホ社会韓国の小学校と小学生のお受験事情

(2017年7月旧Webサイトに掲載されたものです)

スマホ社会で有名な韓国。幼稚園と小学校でも、やたらと学校関係のアプリが浸透しています。もともと電話が大好きな国民性もあるのか、先生方がマメで連絡は朝晩問わずいつでも、欠席した日は朝の連絡メッセージ以外に、放課後にも電話がかかってくるなど、アプリを語る前に、電話依存症であることも念頭に置いた方がいいかもしれませんね。

​この程度だと有難いと感じますが、いちいち子供同士の喧嘩について電話してきて呼び出してくる先生もいました。今すぐ来てください!と言うので行ったら、子供達はとっくに仲直りしているという。双方の親を呼ぶので、必要以上にこじれる事もあります。韓国では、何かあるとすぐに裁判沙汰になるそう。学校も例外ではないようで、責任転換をいかに早い時点で済ますか、という風潮もなくはないですね。主人の仕事関係の方の話で、ご子息が喧嘩で相手に怪我をさせてしまった際に、すぐに訴えられて数十万払ったというのも聞いたことだあります。入院などというレベルでなく、中高生男子にありそうな小さな喧嘩です。

あと面白いのは、親と先生の二者面談に選択があること。学校で面談、電話、メール、の3択。勿論、電話が一番多いと思います。便利さを追求して、不参加者を減らす方法をとるのは賢いですよね。とにかく母親と先生の連絡が密で、先生達大変だなぁといつも感心しています。

さて、アプリ。学校全体用とクラス用のアプリは別で、クラス用は担任の先生が管理、子供の連絡帳の内容まで毎日アップしてくれます。外で働く母親にとったら昼間に読めて、夜帰宅する前に買い物ができて便利でしょうね。日本のママ達から、そんな子供の準備物なんて子供にやらせなさいよ!なんてお叱りを受けそうですが、韓国の特徴として、長期計画が苦手という事があります。いきなり、あれもこれも持ってくるように、という連絡は日常。子供達のポケットに入っているお金で間に合うようなものではないことが多々あります。

それなのに、教科書における1週間の授業内容計画は毎週末作成されます。これは外国人の私達にとってはありがたい。子供達に週の課題を英語で説明しておいたり、教科書にメモしてあげたり。他には、低学年くらいだと現場体験学習や遠足へ行けば、随時写真もアップしてくれます。

学校全体のアプリでは、お知らせ、PTA、行事、地域活動など、全てがペーパーレス。例えば、遠足の参加・不参加もオンラインで返答。スクールバンキングという学校指定の口座を入学時に作るので、参加をクリックすれば、参加費用は自動的に引き落とされるようになっています。

そして、日本の方からよく聞かれる事、学歴社会韓国での小中高の私立受験についてです。

それが、あっさりと韓国では受験は大学のみです。それだけ一度の受験にのしかかるプレッシャーは相当なもの。アメリカと似ていて最終学歴がものを言います。小中高の私立もあることにはあります。しかしとても少数で受験はなく、お金を払えば通えるということですが、日本のように高額ではなく、塾に通わせているような程度の価格なので、特に富裕層のためという事でもない様子です。

どうしても学区内の学校が気に入らない場合に利用されるみたいです。韓国では、子供のために良い公立学校のある地域に引っ越しをするのが当たり前のようになっているため、そうやって似たような考えや経済的背景の家庭が学校付近に集まるみたいですね。実際、友人のお嬢さんは公立の小学校で、ある財閥のお子さんとクラスメートだったと言っていたし、小中高の私立はあまり浸透していないみたいです。